一般皮膚科について
お肌のお悩みは
お気軽にご相談ください
皮膚に関する様々な症状に対応しています。かゆみ、湿疹やニキビなどの症状は、生活習慣やストレスに大きな関連性があると言われています。外見的にも目立つため、一人でお悩みの方も多いかもしれません。気になる症状があれば放置せず、お気軽にご相談ください。
このような症状は
ご相談ください
- かゆみ
- 赤み
- 痛み
- 腫れ
- できもの
- ぶつぶつ
- 乾燥肌
- ヒリヒリする
- ただれ
- 手足の湿疹
- かゆみを繰り返す
- 肌がひきつる
- 転んで擦りむいた
- フケが出る
など
代表的な肌の疾患
- ニキビ
- アトピー性皮膚炎
- 湿疹
- 水虫
- ヘルペス
- 円形脱毛症
- 巻き爪
- 多汗症
- 無汗症
- とびひ
- 虫刺され
- あせも
- いぼ
- じんま疹
- 粉瘤
- 帯状疱疹
- 皮膚腫瘍
など
ご相談の多いお悩み
湿疹、かぶれ
(接触皮膚炎)、虫刺され
皮膚トラブルの代表的な疾患と言われています。湿疹の多くは外的刺激に反応して起こりますが、原因がはっきりしないものもあります。かゆみをともなう赤み、ぶつぶつ、小さな水疱が混じった皮膚症状が見られます。
治療方法
- 原因物質の除去
- 外用薬
- 内服薬
じんま疹
皮膚の一部に突然かゆみとともに赤い盛り上がり(膨疹)ができて、24時間以内に消えることが特徴の病気です。7割以上が原因不明ですが、物理的刺激(摩擦、温度差、日光など)、発汗、感染症、全身性疾患、精神的ストレス、薬剤などが原因となることがあります。目まわりや唇が腫れた場合は血管性浮腫と呼ばれます。喉が腫れると呼吸困難を引き起こす可能性があり、また消化管が腫れると下痢を起こすこともあります。
治療方法
- 原因・悪化因子の除去、内服薬など
※アナフィラキシーの場合はエピペン自己注射を行います
アトピー性皮膚炎(保険)
アトピー性皮膚炎とは、かゆみをともなう湿疹が繰り返し現れる慢性的な皮膚の病気です。皮膚が乾燥したり、赤く腫れたりといった症状が現れます。遺伝的な要因と様々な刺激やアレルギー物質が複雑にからみ合って発症すると考えられています。外界からの刺激などによって体の内部を保護する皮膚のバリア機能が弱まり、アレルゲンが体内に入り込むことでアレルギー反応が起こります。また、かゆみで掻くことにより、さらにバリア機能が低下してしまいます。
アトピー性皮膚炎の原因
治療方法
- ステロイド外用薬
- コレクチム軟膏
- タクロリムス軟膏
- 保湿剤
- 抗アレルギー剤
- 紫外線療法(エキシプレックス)
- 新しい治療方法として、注射(デュピクセントなど)、内服薬(リンヴォック、オルミエントなど)も導入しております。
尋常性乾癬
(じんじょうせい
かんせん)
尋常性乾癬とは、皮膚の過剰なターンオーバーによって起こる慢性的な皮膚疾患です。皮膚に赤い斑点ができ、次第に表面が銀白色のかさぶたでおおわれ、やがてフケのようにポロポロと剥がれ落ちます。健康な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴です。健康な皮膚でも、掻いてしまうと同じような症状が出現する場合もあります。皮膚の角質細胞の異常な増殖と炎症を症状とする炎症角化症の多いと言われるタイプが、尋常性乾癬です。
尋常性乾癬
(じんじょうせいかんせん)の原因
治療方法
- 外用薬
- 内服薬
- 生物学的製剤(注射)
- 紫外線療法(エキシプレックス)
ニキビ(保険)
ニキビの原因は主に3つで、皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖と言われています。どの原因もストレスや疲れ、ホルモンバランスの乱れから肌の状態が悪化すると発生しやすくなります。赤ニキビや膿を含んだニキビが生じることもあり、適切な治療を選ぶ必要があります。日頃のお肌のケアはもちろん、規則正しい生活習慣を送りニキビの発生を予防することが大切です。
ニキビの原因
ニキビの種類
思春期のニキビ
小学校の中学年程度から、できるニキビです。皮脂の分泌が盛んなため、肌が脂っぽくなることが影響しています。特に、Tゾーンはニキビができやすいため、しっかりと洗顔で肌を清潔に保つことが大切です。
大人のニキビ
体調不良やストレスなどによってお肌のターンオーバーが乱れることで発生します。頬やあごのUゾーンにできやすいのが特徴です。繰り返し発生することが多いニキビで、皮膚科の受診をおすすめします。
ヘルペス(単純疱疹)
唇やその周囲、あるいは陰部やおしりなどに、チクチクとした違和感が現れ、小さな水疱の集まりが生じる疾患です。単純ヘルペスウイルスの再発によって、繰り返すことも多いです。
繰り返す場合は予防内服薬という方法もございます。適応に当てはまる場合は処方が可能ですのでご相談ください。
治療方法
- 内服薬
- 外用薬
内服薬予防投与について
当院では内服薬の予防投与に対応しています。ヘルペスを繰り返す場合はご相談ください。
帯状疱疹
帯状疱疹は体内の水痘・帯状疱疹ウイルスが活動を再開することで発症します。子どものときに感染すると水ぼうそうを発症しますが、治った後もウイルスは体内に潜んでいます。免疫力によってウイルスの活動は抑えられていますが、免疫力が低下すると再び活動します。神経の流れに沿って皮膚へと移動し、帯状に発疹や痛みが出てきます。主な治療法は、抗ウイルス薬、痛みに対する痛み止めです。また、50歳以上の方は、予防的にワクチン接種ができます。
治療方法
- 内服薬
- 外用薬
- 疼痛コントロール
帯状疱疹の
予防ワクチンについて
当院では2種類の帯状疱疹予防ワクチンに対応しています。予約制ですので、事前にご相談ください。
脂漏性皮膚炎
皮脂の分泌が盛んな部位(頭皮、顔、耳まわり、わき付近など)に赤みや細かい皮膚の剥がれが生じます。赤ちゃんから大人まで起こる疾患です。
治療方法
- 外用薬
- セルフケア指導
いぼ(脂漏性角化症、尋常性疣贅、扁平疣贅など)
脂漏性角化症(老人性疣贅)とは加齢とともに生じる茶色~黒色の盛り上がりです。尋常性疣贅、扁平疣贅はウイルス性のいぼです。良性であることがほとんどですが、悪性腫瘍との区別が必要な場合があります。検査が必要になる場合もありますので気になる方は、受診をおすすめしています。
治療方法
- 液体窒素
- 内服薬(尋常性疣贅に対してヨクイニン)
- レーザー焼灼(保険適用に制限あり)
円形脱毛症
円形脱毛症は、頭部を中心にコインほどの大きさの脱毛が突発的に起こる病気です。免疫機能の異常によって、毛母細胞が一時的に障害を受けることで発症すると考えられています。10〜20代に多く見られ、遺伝的な素因もあると言われています。治療法には、ステロイド外用薬や光線療法などがあります。髪がもとに戻るまでは時間がかかるため、一人で悩まずにお気軽にご相談ください。
治療方法
- ステロイド外用薬
- オムニラックス
- 内服薬
- アートメイク(眉、アイライン)(保険適用外)
- 紫外線療法(エキシプレックス)
多汗症(わき、手足)
多汗症には、全身に汗が増加する全身性多汗症と、体の一部に汗が増える局所多汗症があります。
原発性局所多汗症は、手のひら、足のうらやわきといった限局した部位から両側に過剰な発汗がある疾患です。原発性局所多汗症の患者さまの有病率は人口の約5.3%と言われています。
治療方法
- わきの多汗症治療:外用薬(エクロックゲル、ラピフォートワイプ)、内服薬、塩化アルミニウム外用(保険適用外)、ボトックス局所注射(基準を満たした場合のみ保険適用)
- 手足の多汗症治療:外用薬(アポハイドローション ※手のみ適応あり)、内服薬、塩化アルミニウム外用(保険適用外) ― 塩化アルミニウム外用による治療について
汗を出す管(汗管)の細胞に作用し、この管を閉塞させることで発汗が減少するといわれています。
注意点・リスク・副作用
・かぶれ、ヒリヒリやかゆみ、発疹などが生じたときは、すぐに使用をやめ、十分に洗い流してください。
水虫・やけど
水虫
水虫は、白癬菌と呼ばれるカビの一種が感染して起こる皮膚の病気で、9割近くが足に感染します。足や体を清潔に保つことで、感染は防止できます。他の人に感染させないためにも、早めに治療を行いましょう。
やけど
やけどは、日常生活の中で最も多い外傷のひとつです。高温の液体や固体に一定時間以上触れると起こります。低温熱傷と呼ばれる、44〜60度の比較的低い温度で生じるやけどもあります。傷の面積や深さなどによって、軽症・中等度症・重症に分類され、軽症でもケロイドなどの後遺症を起こす危険性があります。やけどをした場合はただちに冷却し、医療機関を受診することをおすすめします。
治療方法
- 外用薬
- 内服薬
あざ
あざ(レーザー治療)
あざとは皮膚細胞の異常であり、赤・青になったり、隆起したりしていることをいいます。健康上の問題はほぼありませんが、年齢にともない大きくなり色が濃くなることもあります。異所性蒙古斑、扁平母斑、太田母斑などがあり、まずは診察を行い、正しい診断をいたします。保険適用でレーザー治療を行える場合がございます。
皮膚外科
皮膚腫瘍、皮下腫瘍
(日帰り手術)
皮膚のできものや皮下のしこりについて、日帰り手術を行っています。悪性の疑いがある場合は、一部分を採取して診断確定したうえで、必要に応じて切除を行います。手術を受ける際の痛みや傷跡など、不安に感じることは何でもご相談ください。
※保険適用の有無については皮膚腫瘍、皮下腫瘍の種類により異なります。
※皮膚腫瘍、皮下腫瘍のできている部位や大きさ、深さによっては、整容面や安全性への配慮により連携病院をご紹介させていただく場合もございます。