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小児のアトピー性皮膚炎、あたらしい治療


小児のアトピー性皮膚炎でお悩みのかたに嬉しいおしらせです。


アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹の症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す特徴があります。治療を続けていても症状が落ち着かず、睡眠が浅くなって日中の集中力が維持できなくなってしまうなど、さまざまな形で生活の質(QOL)を低下させてしまう要因になります。

子どもの頃からアトピー性皮膚炎に長年悩まされていたり、大人になってから突然発症したかたも増えている中、高い有効性が認められた新薬が次々と開発されて注目を集めています。


しかしこれまで、12歳未満のかたにこれらの新薬の適応がなく、小児の重症アトピー性皮膚炎の治療が難渋するケースがありました。

 

そんな中でついに、2023年9月、注射薬「デュピクセント」の小児適応が承認され、生後6か月以上のアトピー性皮膚炎患者さんに使用可能となりました。


「デュピクセント」は、2018年に承認された新しいアトピー性皮膚炎治療薬で、「炎症」「かゆみ」「バリア機能の低下」の原因と考えられるサイトカイン(IL-4、IL-13)を直接抑え効果を発揮します。

 

適応となるかた

・既存治療で効果不十分な中等症から重症のアトピー性皮膚炎のかた

・生後6か月以上のかた

 

長年、かゆみ・赤みなどの皮膚症状に悩んでいらっしゃるお子様やそのご家族に、笑顔をお届けする手助けとなる治療と期待されます。難治性の重症アトピー性皮膚炎にお悩みの方はぜひご相談ください。

 

★当院ではデュピクセント注射薬による治療のほか、12歳以上のかたに適応のある他新薬(内服薬、注射薬)の扱いもございます。ひとりひとりの症状や生活スタイルにあった治療をご提案致します。




長久手市にある皮膚科・美容皮膚科・小児皮膚科
すみとも皮膚科
院長 住友 千穂
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