多汗症には、全身に汗が増加する全身性多汗症と、体の一部に汗が増える局所多汗症があります。
原発性局所多汗症は、手のひら、足のうらやわきといった限局した部位から両側に過剰な発汗がある疾患です。原発性局所多汗症の患者さまの有病率は人口の約5.3%と言われています。
治療方法
- わきの多汗症治療:外用薬(エクロックゲル、ラピフォートワイプ)、内服薬、塩化アルミニウム外用(保険適用外)、ボトックス局所注射(基準を満たした場合のみ保険適用)
- 手足の多汗症治療:外用薬(アポハイドローション ※手のみ適応あり)、内服薬、塩化アルミニウム外用(保険適用外) ― 塩化アルミニウム外用による治療について
汗を出す管(汗管)の細胞に作用し、この管を閉塞させることで発汗が減少するといわれています。
注意点・リスク・副作用
・かぶれ、ヒリヒリやかゆみ、発疹などが生じたときは、すぐに使用をやめ、十分に洗い流してください。